アンフェア #1

主役の篠原涼子が適役かどうかは置いておいて、このドラマ、予想外になかなか面白く見た。
過去の犯罪被害の影響で、犯罪に対してフェア=正義を追求するあまりにアンフェアな捜査も辞さない女刑事が、推理小説で犯行が予告される連続殺人事件を追っていくというストーリー。
有名作家の報われないゴーストライターや、商業主義を否定するがために売れる作品を掴めない編集者など、相手のアンフェアさに対する懊悩・いら立ちを感じている人物たちも絡んできて、「アンフェアなのは誰か」という現場に残される栞の文句が事件全体に響いてくる。
小説で事件を予告したり、小説の内容に合わせた事件が起きて行くというのは、ミステリ分野では先例はたくさんあるけども、この話はどうなっていくのだろうか?原作である秦建日子の「推理小説」という小説は読んだことはないけれど、それなりの工夫を見せてくれることを期待。
毎回、1話完結の事件を捜査していくドラマかと思っていたけども、どうやらシリーズ全体でこの小説殺人事件に取り組むようだね。今回の展開を見てると、10話前後も話が続くのかちょっと心配なところもあるけど。さてどうなるか。

メモ