英雄伝説 白き魔女

ドラクエ8は放っておいたまま、PSP用のこのゲームをクリアした。戦闘は楽勝で、お金は使うのに困るくらいの緩いゲームだったけど、個人的にはこれくらい緩いのが性に合ってそうだ。というわけで、ポポロクロイス物語2に続いて、クリアしたゲームが久しぶりに増えた。ドラクエ8はクリアできるかな…。
ゲーム性が緩いのを補うには、物語性が高くないといけないけれど、そういう点ではこのゲームはまあまあだったかな(ドラクエ8よりはずいぶんマシだと思うけど)。20年前、世界の行く末に警鐘を鳴らすため、人々に恐れられ蔑まれながらも、世界を巡り言葉を残してきた白き魔女の足取りを追って、巡礼の旅に出る少年と少女。その基本的な設定は良いし、それで最初はかなり期待もしてたんだけど、最後の最後での展開、というか説明不足のせいで、かなり物足りない印象で終わった。主人公たちが各地の伝承を通して白き魔女の想いに触れていくにつれて、彼女に感じる切ない気持ちもかきたてられていくのだが、最後の説明ではそれがカタストロフとまでならなかった。20年前、白き魔女に巡礼をさせることになったきっかけとか、その生い立ち、人となりが明らかにされるような結末だったらと感じた。そうしたら、感動できるストーリーになったかも知れないのに。ラップじいさんがそこら辺に絡んでくると思ってたんだけどな…。