中学生日記「天然少女、天然ショウコ」

相当のバカストーリー、しかもかなりイタい。でも、久々にヒットだなぁ(笑)。北村祥子すごいぞ…。
話は、天然系のかなりイタいキャラの少女が恋をした彼に合わせるべく「普通」の女の子を目指すが、結局、見られているのは本当の自分じゃないと感じて、元のキャラに戻るというありがちで単純なもの。だけど、登場するキャラがかなり濃い。
天然少女ショウコは、からくりテレビ替え歌コーナーの滝沢女史を思い出させる、一つ一つの所作が大きな超ハイテンションキャラ。彼女を支えるのは、いつの時代の中学生かよとつっこみたくなる「マニアな男たち(役名)」。「男は絞って結ぶ」が決め台詞のギャル師範「纐纈みさき」。それに、ショウコの友達、妖精ちゃん(我修院達也)。
修行して「普通」の女の子になったショウコの雰囲気が、実際の北村さんの素なんだろうけど、それならいくら役とは言え、あのショウコのバカっぷりを何の照れもなく演じられるのはすごいなぁ。天然なショウコの方が素だったら、それはそれですごいが…。
ありのままの自分が一番というオチなのだけど、その天然っぷり(もはや天然という生易しいものじゃない)は早いうちに治しておかないと、君の将来はからくりの滝沢さんだぞ。