ティナんこつ from 藍より青し〜縁

感想書きついでに、こないだ終わった「藍より青し〜縁」についても書き残しておかんばね。
こいって前作の続編ちゅうことで、前作ば見とらん人間にとっちゃ、設定・人間関係のぜんぜん分からんけん、楽しみどころの不明な作品やった。女ばっかりの家に、ただ一人の大学院生の男。またもやハーレム状態にむひひなアニメかて思いきや、かなりストイックな主人公で、許婚とのプラトニックラブを温めていくあたり、D.C.ダ・カーポよりは遥かにマシな作品やった…(偏見にもとづく独断ばってんね)。ま、そがんゆうても、プロットはあって無きがごとし、典型的なウケ狙いの女性キャラで盛り上げてる感じはいなめんやったばってんが。
とかゆうとっても、ただ一人、ティナのキャラにはひかれたね…。博多弁ネイティブな勝ち気な金髪美人。あまりにもアニメチックなキャラ造形やっても、世の中、分かっとっても騙されとったほうが良かっちゅうこともあるったい。雪野五月さんの博多弁もときどき変に感じることもあったばってん、かなりいい線行っとったっちゃなかろうか。
で、そのティナの帰国エピソード。最終話の一つ前の回は、友達との関係ば失いとうなか、ティナの悲しさの存分に表現されたよか話やったね。最後の夜、それまでのはしゃいだ雰囲気から一転、暗い部屋の中でみんなの写真ば眺めながら、畳の上で泣き崩れるティナ。そこに差し込む月の明かり。ほんなごつきれえか絵やった。藍青縁のそれまでの話はこの瞬間のために展開されてきたってゆうてもよかくらい。