今日の読了

58. ○ "はじまりの島" 柳広司

ガラパゴス諸島でうまい具体に孤島状況が作られた中で連続殺人事件が発生する。その事件を解決する若き日のダーウィン
この作者の小説は初めて読んだが、ダーウィンが主人公という点でもっとおちゃらけ系な感じなのかと思ったら、すごく真面目なミステリだった。ある程度は史実に沿った記述がされているそうで(もちろん連続殺人事件は起きてないが)、「未開」部族と英国の関係など、当時の状況なんかも興味深く読んだ。
動機の面なども、進化論のダーウィンを題材に取ったこととうまく絡めてあって、リアルさ云々は置いておくとしても、面白かった。この人は、歴史上の人物を主人公にした小説がまだいくつかあるようなので、是非とも読んでみたい。


57. △ "嶋浩一郎のアイデアのつくり方" 嶋浩一郎

手帳にアイデアを書き連ねていって、そこから新たなアイデア創発させるという内容。さほど特別とも思えない手法の紹介がエッセイ風に書かれていた。面白くない。
この本よりは、「アイデアのヒント」(感想)や「発想法入門」(感想)を読むほうがタメになると思う。