今日買った本とマンガ

こないのだのNHK BS「アニメ夜話」で「鋼の錬金術師」を語っていた人。寡聞にしてしてそれまで知らなかったのだけど、「鋼の錬金術師」と憲法九条を(強引に?)関連づけて話すあたりで気になった。辺見庸的スタンスの人か?

傀儡后以来かな。この人の本を買うのは。

「永遠の名作『時をかける少女』をついに超えた最高傑作!」との惹句がおどる帯に目がとまる。筒井康隆は書店で見かけるたびに、こまめに買っていたのだけど、これは買ってなかった模様。「暴力が支配する無法の世界」を旅する少女の物語というものが単なる寓意に思えなくなってきたこの世界に、ジュヴナイル小説は子供たちに何を語り得るか…。

「江戸時代にも算数好きの女の子がいた!」。これまた帯の文句にうたれた…。江戸時代の実在の「算法少女」という書物を題材にしたジュヴナイル小説。なんでも初版は30年以上も前で、そのジュヴナイル小説が今回、ちくま学芸文庫で復刊されるまでにはさまざまな道のりを辿っているようだ。 → 感想

サブタイトルは「この国を静かに支える人たち」。小泉総理の終戦記念日での靖国参拝に対する元村有希子記者のコメントが毎日新聞に載っていた今日、彼女のチームの記事をもとにしたこの本を見つけた。そう、この国が今こうしてあるのは、靖国の英霊に加えて、戦前・戦後の理系の人々の力があってこそなのだ。どうか、理系の人々も顕彰してください。


カントとかヘーゲルあたりを買って帰ろうかと思ったけども、書棚でこっちの方が目に留まった。心身問題は今どのように説明されているのか気になって。