中学生日記「きみのとなりで」

幼なじみの川岸君と関戸さんは今日も一緒に登校して皆にからかわれる。靴一つ分、23センチの身長差は格好のからかいネタなのだ。そう、川岸君は背が低い。サッカー部で小さいながらも正キーパーの川岸君とマネージャーの関戸さんの間に、背が高くてかっこいいキーパー志望の新人アレックスが入部してきた。そのアレックスが関戸さんに告白したことから、幼なじみ以上でも以下でもなかった二人の気持ちが揺れ始める。


久しぶりに中学生日記をちゃんと見た。とは言っても、脚本的にはごくごく普通で何のひねりもない。結局、川岸君とアレックスがPK勝負をして川岸君が勝利し、一方の関戸さんは背が釣り合うというだけで強引なアレックスとつきあうことに疑問を感じ始めて、最後は元の鞘(幼なじみからちょっとは進歩したかな)に収まるというだけの話。でも、背が低いけど活発な男の子と背が高くて内気な女の子という組み合わせに、幼なじみという設定は、王道ともいえる魅力がありました。っていうか、関戸さん役の女の子(関戸優希)がその雰囲気によく合ってる。惜しむらくは、あまりにもベタな展開がイマイチなわけで、もっとひねってほしかった。そこらへんは、中学生日記中学生日記たる所以、なのかも知れないけれど。