「韓国人はなぜ親日派究明にこだわるのか」論座12月号

最近、韓国で議論されている親日派究明法案(親日反民族行為真相究明特別法)が、戦時中、日帝に協力した人を糾弾するという意味(だけ)ではなく、戦時中の親日派とその後継が戦後の政治・経済界で綿々と利権を貪る勢力となってきた状態を正常化させる意味を持つと解説されていた。
なるほどなぁと思う一方で、そういう(たかが)政治腐敗の一掃に日帝協力者究明という錦の御旗を持ち出さないといけないんだろうかと不思議に思ったり、日帝協力者を親に持つ議員が辞職に追い込まれたりと今なお日帝の亡霊が有無を言わさぬほどの力を持っていることに驚いたりもする。
この記事のまとめでも書かれていたけど、これまで伸ばしに伸ばされてきた(そもそも政権中枢に日帝協力者がいた)過去の清算にようやくケリをつけることで、韓国人の心の中の負い目に整理をつけることが、この法案の理念なんでしょうね…。ただ、どうも政争の道具になってしまっていそうなのだけど。