「8 1/2の女たち」 ピーター・グリーナウェイ

藤原マンナが出ているという、ただそれだけの理由で見てみた。
うーん、分からん…。
あらすじはここで確認してもらうとして、そこで解説されている、

性的搾取と消費というテーマであり、世界中にポルノグラフィーが蔓延している現代文明を逆手にとり、20世紀の性のタブーを笑い飛ばしている(中略)
女たちはやがて反旗を翻し、男たちを自滅に導くことになる。グリーナウェイ曰く「男に従うフェリーニ的な女性が、男を捨て去るゴダール的な女性に変身するかのように。」

という含意は読み取れなくはないけど、思うのは、「だから何?」

結局、藤原マンナはほとんど出番もなく、顔も見えず、奇妙なジャパネスク趣味の映像だけが印象に残った映画だった。
でも、この奇妙さも日本を知るものから見ての奇妙さであって、それ以外の外国の人が見たら、そこからbizarreさを感じとることはあるんだろうか??それすら感じさせないとなると、一体、何を…。

ちなみに藤原マンナの役回りは、巫女の衣装で車いすに坐った1/2の女ジュリエッタで、メイドたちの噂話によると、男性からの性転換者で、障害児で、パチンコ屋で産まれた韓国人かベトナム人…。一体、なんやねん!?