しらいしりょうこ、ナカジマミユキ、村上ユカ @ 南青山MANDALA

久しぶり(たぶん2、3年ぶり)に来たMANDALAでのライブ。青山までは電車を乗り継ぎ乗り継ぎ1時間半(片田舎に住んでいると辛い)、6時半ころに着いたが、予想外に客は少なかった。こんなもんなのか…。
今日の出演は、ナカジマミユキと村上ユカ。それと、会場に来て初めて知ったもう一組の出演者、しらいしりょうこ。ナカジマミユキ(miyuki)は実に10年ぶりに見るライブ、村上ユカのライブは初めて、しらいしりょうこは今日初めて名前を知った。
で、ライブの評価は、村上ユカ >> ナカジマミユキ ≒ しらいしりょうこ というところか。


しらいしりょうこは、フジテレビアナウンサーの高島彩木佐彩子っぽい雰囲気の女性で、ウッドベースをサポートにピアノで弾きがたるスタイル。やや低めで鼻にかかった声は悪くないし、それなりに上手いけど、曲の印象がね…。最初の2曲がALI PROJECTっぽいゴシックロマンな雰囲気だったので、見た目と違ってこういう曲をやる人なのかと驚いたのだけど、それ以降は見た目とのギャップもない普通なバラードばかりでちょっとがっかり。別の人作曲のものも途中2曲あったけど、全体的に似たような曲ばっかりで大した印象も残っていない。MCでも盛り上げようとがんばってたけど、自分も含めて会場のノリは悪かったね、申し訳ないです。


ナカジマミユキは昔とおなじくピアノ、高校時代からの知り合いというビオラの女性をサポートにつけていた。彼女、かなり小さいため、ピアノの椅子に座ると譜面台で顔が隠れて、こっちからは見えなくなってしまう。結局、登場と退場のときだけしか顔が見えなかったよ。あいかわらずな様子みたいだったけど。
で、肝心の曲の方は、この10年の間でジャズっぽい雰囲気にシフトしていた。詞がついている曲のほかに、インストものも2曲ほど。ただ、全体的に沈んだ雰囲気の曲ばかりでがっかりかな。ジャズを感じさせるインストな方はまだマシだけど、詞がある歌はその内容も合わさってどうも沈鬱な気分になってくる。
まぁ、10年前もMC等はぶっきらぼうだったし、その当時の歌詞も少女がなにか思い詰めたような雰囲気は漂っていたのだけど、全体的なかわいらしさで隠されて目立っていなかったからなぁ。時が過ぎ、かわいらしさを卒業してしまうと、隠れていた根っこが目立つようになったということか。最近の他の曲もみんなこんな感じなのかなぁ…。


で、最後は村上ユカ。初めて見たけど、想像していた雰囲気とはかなり違ってたなぁ。なんとはなしに、つじあやのっぽい感じで予想していたのだが。まぁ、そういうことはどうでもいい。
リズムボックス、パーカッションに、アコギ、ピアノの3人のサポートを受けて、真紅のワンピースで登場。最初の曲はやや声が出てないようだったけど、2曲目のカレハコトバから、マルメロ、紅茶あたりは、まさに村上ユカぁって感じの声がしっかりでていて文句なし。ほんとリズムボックスのピコピコ、ズンタタ感がよく似合うね。
生で聴いてみて感じたんだけど、この人の声ってある程度、高音を張る感じにしたときの方がスムーズに流れるみたい。低い声だとどうもかすれるというか、ぶれる気がする。それと、4曲目のオリオンは、メロディラインがカクカクした感じになってしまった上に息継ぎ前の声の落とし方も雑で、せっかくの曲の雰囲気が台無しだった。
だけど、良かったよ、村上ユカ。期待には十分に答えてくれたね。