神無月の巫女 #1〜#3

まとめて見たが、かなりぶっ飛んだ設定だなぁ。
もろ現代的、しかも微妙にダサいデザインのロボットとか、猫娘にマンガオタ、地下アイドル(地下じゃないか)という敵方のメンツとかがなければ(も一つ言うと、姫宮家のギャグ的に大げさな洋風趣味がなければ)そこそこ正統な伝奇SFにでもなりえるのに、そういう真っ当な道をかなぐり捨てて、これだけキワモノ設定を突き詰めるというのは、すごい勇気だね。しかも、そんなギャグ的な設定なのに、メインの話自体はシリアスで進みそうな雰囲気なのも恐ろしい。
ところで、月の社はやっぱり、太古のヒの一族が産霊の芯の山から飛び立って建立したものなのかな。姫宮はヒの宮で、高皇産霊神の裔ということで、ヒの力があればこそ、あれだけの財を築けた、と…。で千歌音がオシラサマでないのは実は男なのであって、その千歌音が守ろうとする姫子はさしずめ天皇家の流れ(笑)。
…とかなんとか、過去のSFでも引用して、もうちょっと設定を補強してくれないものかな。