とあるALL患者の闘病スレ

スラド電車男のスレで、2ちゃんスレ「無菌の国のナディア」が紹介されていたのを見て、今日、一日、それを読みふけっていた。2ちゃんスレ2つに、お姉さんのお見舞い日記、それと彼自身のHPの掲示板ログまで引っ張りだして。2ちゃんねる発だからどうこうという予断は一切なく、逆に匿名だからこそ照れずに伝えられる本当の優しさというものもあるのかなという気持ちがした。「人間ってなかなかいいもんじゃない」って思ったりして…。
それに、掲示板のログって、小説とかのフィクションとは違って(例によってねつ造疑惑もあるようだが)、その文章を打った時点での生身の人たちの息づかいがそのまま保存されているように思えて、リアルタイムに事が進行しているような臨場感が感じられた。小説やノンフィクションの本としては決して纏められることのない、ごくごく普通の人たちの声(たとえ、井戸端会議の世間話的でも)がこうしてどんどんと記録されていっているというのも、ほんとはすごいことなんじゃないかって思えてくる。
このログを読んで、せめて献血でもしようかと思い、行ってきた。骨髄バンクのドナー登録はしてないんだよな、まだ…(理由はただ何となく…「ドナー登録したいんですが」って言うのが恥ずかしいだけ)。久しぶりの献血ルーム(3週間ぶり29回目)には、ちゃんと、2ちゃんログをプリントアウトして持っていって、献血ベッドの上で血小板献血しながら読みましたよ。細かい文字が印刷された紙を読みながら瞳を濡らしている自分に向かって、汗ふいてくださいねとペーパータオルをくれたナースさん、ありがとう。あれは心の汗でした…。なんか久々に泣いちゃったな(2ちゃんスレ読み書きしながら泣いた、昨年の5月を思い出しちったい)。