ジパング #26(最終回)

第一部完という感じの中途半端な最終回だったな。続きがアニメ化されることはないのかなぁ…。
第一回目に思った予想は大体のとこ合ってたか。「世界」自体が歴史の改変を修復するように機能するのではなく、「日本」に生きる人たちが変わらない「歴史」(=未来)を選択しようとしているというのは新しく感じたけど。ただ、米内光政も三百万柱の犠牲を出した上での無条件降伏を志向していない以上、世界によってであれ、人によってであれ、何らかの歴史修正が加わろうとしているのではなく、日米開戦後という前提の上での望ましい未来の姿が、「みらい」が来た未来(もう一つの並行世界)の流れと近かっただけのようだが。でも、そうであるなら、並行世界であると認識してしまった角松副長が草加が望む早期講和の流れ(+その後の新世界)を阻止しようと動くのはなぜ?という疑問も残るし。結局、草加が望むジパングが何かも曖昧だし、この26話はあくまで第一部という位置づけにしか思えなかった。
それでも、この第一部、アーサー・C・クラークの言葉を持ち出すまでもなく、ただ1隻の船が魔法の力で大きな相手と渡り合っていく様は手に汗握るものだったですよ。なんだかんだ言っても、この手の話には燃えるのだ。