島かおり、Tiny sun、コヤマナオコ、かえ、宙太&あいびぃ@四谷天窓
天窓前に到着すると建物の入り口にまでずらっと列が並んでいた。comfortでは並んだことあったけど、天窓の方で並ぶなんて初めてじゃないかなぁ。今日の出演者って、そんな人気ある人いたっけっか??後で客の帰り具合を見てると、どうも島かおりとTiny sun目当ての人たちで並んでいた様子。うーん、前回まではこんなことなかったような気がするが。
そういう自分が今日見にきたのは、Tiny sun 。島かおりとかえは前に1回見てるけど、コヤマナオコと宙太&あいびぃは今日、初めて。
評価は、島かおり ≒ Tiny sun ≒ 宙太&あいびぃ > コヤマナオコ > かえ かなぁ。
最初は島かおり。前回、5月のライブは、夢破れて富山に帰る前の最後のライブみたいなことを言っていて、上手い下手以前にその一本気な性格にどこか惹かれるものを感じていた。で、今回、久々に東京での出張ライブということらしい。
ちらしに混じって配られていたコンサートパンフ(笑)によると、今日の曲目は次の7曲。
- オープニング〜愛の実オープニングバージョン〜
- Dear
- ハナレナイ
- 後ろ髪
- BGM
- 私があなたの彼女だった頃
- CAN!
声は高くて、かなりアニメ声というか、アイドルちっくというか。高音部の伸びがよくって、栗林みな実とかあの手のアニメの主題歌とか歌ったら合うだろうなと感じるような声。あまりに高いとちょっとひっくり返っていたり、逆に低い音では声量が足りなくてかすれ気味になっていたりはしたけど、十分に上手い方だと思う。
曲も可愛い詞の1からバラードの2,3,6、アップテンポな5,7まで、どれも悪くない。5のBGMなんて、個人的にはすごく好きな1曲だった。この声を十分に生かすには、バラードよりも、1とかBGMみたいな曲が合っているんじゃないかな。
この人の魅力って、自分なりの世界を一生懸命作ろうとしているとこじゃないかと思った。手作りのコンサートパンフもそうだけど、自分をプロデュースしようとしているというか、あるべき自分の姿(ちょっとずれてる気もしないわけではないが)に向けて、一歩ずつでも近づこうとしている、そういうが健気なむしゃらさが見えるんだよね。明るい性格なんだけどときどき弱さも垣間見えて、悩みながらも頑張ってる姿に惹かれるんじゃないかと思う。これからも機会があったら、見に行きたい人。
次は Tiny sun。この人たちも、5月のライブ以来2回目。キーボードの姉とギターの妹の二人組だけど、相変わらず、虚空を見あげた満面の笑顔で歌う妹さんの様子には惚れ惚れしちゃいます。お姉さんは声とMCが魅力。
- 光の季節
- 月曜日
- ふたりの旅
- 新曲
- なんてことないふたり
- 小さな私
- 悲しい月
曲は全体的に70〜80年代ニューミュージックっぽい雰囲気だけど、今日のは落ち着いたバラードっぽいのが多くて、前回感じたような70年代的無垢な明るさはそれほど感じなかった(「なんてことないふたり)くらいかな)。ただ、その分、曲や声をしっかり聴けたかも知れない。
曲はそれぞれにパートを分けて歌う場合と、ユニゾンで歌う場合とがある。ハモリもばっちりで、やっぱり練習がしっかりできる姉妹の強みだろうか。声はお姉さんの方が通りもよく、しっかりと澄んでいてきれい。妹さんはちょっと高めだけど、かすれ音が混じってる感じがする。
MCで「オンエアーバトルで知り合った…」ということを話してたけど、最近、NHKのあの番組に出たのかな?もし、そうだったら見たかったなぁ。オンエアされたのかな…。
その次はコヤマナオコ。原由子っぽい雰囲気で、ファルセット気味の声で歌う人。キーボード弾き語り。
- アブラカダブラ
- ライムライト
- ことば ことのは
- ありか
- ?
- ドルチェ
曲はそんなに悪くなかったと思うけど、歌い方がイマイチ。どうも声に表情が感じられないんだよな。音程が甘くなるときもあったし。そういうわけで印象もそれほどない。
次は かえ。この人も2回目だと思うけど、前回同様、それほど好みでもないし、印象も残ってないので省略。4曲目のドライブは、別の人の曲だからか、ちょっと良かった。
- 裸
- 鎌倉
- 空の色
- ドライブ(斎藤和義のカバー)
- 新宿と海
- 寝顔
最後は宙太&あいびぃ。ちゃんと固定客もついているようで、客席がすごい盛り上がっていた。HPの活動歴を見ると、かなりいろいろ活動している人たちなんだね。知らなかった。
曲目はメモしなかったので省略。
曲はフォークロック系というか、今からするとちょっと古い感じがする系統。ただ、ボーカルの女性あいびぃさん(見た目は水野裕子か高市早苗…)は森川美穂っぽい厚みのある声で、しかもすごく上手い。音楽ジャンル的にはそれほど好みじゃないんだけど、評価を高くしたのはこの歌のせい。ギターの宙太氏もギター弾いてるときの表情がかなりイカしてました。