バーチャル森田美由紀

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0405/28/news007_3.html

その昔、カルガリー冬季オリンピックのときだったか、入局まもない森田美由紀アナが、札幌放送局の新人として異例の抜擢を受けて総合司会みたいなのをやっていたときは、NHKにはこんなきれいなアナウンサもいるんだとちょっぴり嬉しくなったものだが、そんな森田さんも今ではNHKの大御所看板アナ。時代の移り変わりは激しいもんだね。
とまあ、変な前フリだけど、そんなことをつらつら思いながら、NHK技術研究所の研究公開に行ってきた。おじさん、おばさんでごった返す中、すでに始まっているという未来の「すごい」を体験してきた。4000本走査線のスーパーハイビジョンや、偏向メガネをかけてのインタラクティブ3D映像音響再生システム(NHKホール内のウォークスルーができる)、めがねなしな立体テレビとか、体験型の展示もいくつかあってなかなか面白かったけど、ここは昨日の音声合成つながりで、森田美由紀音声合成システムについて、感想。
音質という点では、昨日の富士通とは雲泥の差。クリアなんてもんじゃないよ。まんま、森田美由紀。まぁ、話を聞いてみると、方式的には、まんまなのは当然のようで、80時間分の森田音声を持っていて、そこから合成する文章に一致する部分部分を取ってきて、くっつけるんだそうだ。そのせいで、音はクリアなんだけど、よく聴いてると、アクセントが変なとこが時々あった。
ってなわけで、水野愛日にしろ、野川さくらにしろ、80時間分音声を録音したら、あれくらいの音質で、あんなことやこんなことを言ってくれるってわけやね。でも、トータルのデータサイズ、30GBだそう。ディスクのほとんどが埋まってしまいます…