十兵衛ちゃん2 お終い

最後まで疾走しつづけた作品だったなぁ。この勢いの前には「ラブリー眼帯って何?」って疑問なんて矮小な問題だったと実感した。
そして、その疾走が止まったとき、すべての人が、すべてのことが許される(300年来のハンプリって感じか)。そういう暖かさで包まれる。善もなく悪もなく、すべての想いが融けていく。
あれだけ問答無用のはちゃめちゃな展開だった作品が、こんなに暖かい幕引きを迎えるなんて思ってもみなかっただけに、ちょっと感動したよ。みかげさんの原稿催促から、最後の最後、自転車をカラカラこぐ音まで、余韻もあったかい作品でした。存分に楽しませてもらいました。
それと、岡崎律子提供のED曲と、先週だかの挿入曲もいいんだよねー。メロキュア名義なのが今までの(自分の中の)岡崎律子からは一歩離れたところにあったけど(ただ、「木枯らしの舗道を 花の咲く春を」は「四月の雪」を思い起こさせて泣けてきた)、こちらのED曲は岡崎節が満喫できた。この2曲のためにサントラ買うかとも思ったけど、それだけに3000円はちょっと辛い。今度出る堀江由衣のアルバムには入ってるかな。買ってみるかなぁ…