朝鮮学校の改革

joyful2003-07-14


TBSのニュース23朝鮮学校の先生みたいな人が、これからの朝鮮学校での教育は日本で日本人と共に生きていく人間を育てなければならないということを言っていた。今は北朝鮮問題で日本人の目が厳しい折だから聞こえのいい発言をという意図はないんだろうけど、そのような考え方が朝鮮学校の中で大きくなっているのは確かなんだろうなぁ。朝鮮学校と言っても、韓国籍の子も日本籍の子もいる現状だし、父兄からも教育内容の改革が求められているという話を聞いたこともあるし。それに、今日となっては、この先ずっと日本で生きていく生徒たちばかりなんだしね。尤もなことだ。
今日、偶然、Europaschuleの話を書いたけど、もし、日本の公立学校でEuropaschule的な教育を行ったら、朝鮮学校の存在意義はどうなるんだろうと、ふと疑問に思った。もちろん、「自分たち」の学校の存在意義はなくならないだろうけど、求心力は弱まるんじゃないかなぁ、と。まぁ、問題なのは、そういう取り組みが今の日本じゃ無理なくらい難しい状況ってことだろうね。
このニュースでは、文科省政務官の女性が朝鮮学校を訪れて、「日本のために尽くしてほしい」と言っていた。かなり画期的な発言じゃない?ようやっと、こういうことを言える/聞けるようになったかという気持ち…。ただ、彼女は同時に「教育に政治は持ち込んではならない」とも言っていたけど、それが建前でしかない現状がやっぱ問題なんでしょうね。